ふくたこ

福で溢れる日々を送りたい🌼養護教諭(保健室の先生)&2児の母 たこやきのブログです🌷

養護教諭って何しているの?

昨日は息子と20時に寝落ち。今朝は5時に自然と目が覚めました。

そんなこんなで今日は朝からブログを書こうと思います✏️

 

タイトルにもあるように、今日は中学校の養護教諭の仕事について。一緒に働く先生方も、生徒たちも、私の仕事についてよく分かっていないところがあると思う。笑 今日はみんなに知ってもらうために書こうと思います😄

ちなみに養護教諭とは保健室の先生のことです。

 

①救急処置

これが一番学校で求められていることかもしれません。特に中学生になると、学校での怪我が本当に多い!

「カットバンを貼って終わり」「湿布貼って終わり」ではダメです🙅‍♀️大事なのは、

病院に行くべきか見抜く力です。

「怪我したところを冷やして、痛みも引いてきたし動くし、本人も大丈夫と言っているし、今すぐ病院は良いかな」と思った生徒が後日病院へ受診したら骨折していたり・・・。

「ん〜そこまで緊急性はなさそうだけどちょっと怪しいな。本人は行きたくないと言っているけど、病院連れて行こう」と思っていた生徒が骨折していたり・・・。

 

生徒の話を全て鵜呑みにして、安易な考えで「大丈夫」と思うのは危険。やっぱり自分の中で「ん?」と思うようだったら病院へ受診した方が安全です。

「じゃあ怪我した全員病院連れて行けば良いんじゃ?」と思うかもですが、そんなことしたら「キリがない!!!!!」

 

毎日何人も怪我の生徒が来室して、全員病院へ連れて行くと保健室が運営できません・・・。怪我以外の来室の生徒もいるわけで。

 

なので救急処置に必要な力は「病院に行くべきか見抜く力」だと私は思っています。

 

②保健教育

養護教諭って授業ないよね?」「授業ないの楽そうね〜」と思われがちですが、養護教諭も子どもの前に立って授業をすることがあります!!!

 

小学校とかだと、1時間の授業の中で発育測定(身長・体重の計測)をした後、20分ほど保健指導という形で季節に合った指導があります。例えば「歯について」「自分でできる応急処置について」「手洗いについて」などなど。

 

中学校の場合、小学校のように保健指導の時間がない場合が多いと思います。(中学校は時間の時間の確保が難しい)

私が今働いている中学校でも発育測定の後の時間に保健指導をする時間はありません。が、1時間「学活」の時間などで授業に入ることがあります。今年度は「思春期の心について」「命の学習」を1時間貰って実施しましたー。

 

なかなかね、生徒の前に立つことが慣れないので、すっごい緊張します。保健室で1対1だとうまく喋れるのに、教室だとなかなか上手に喋れない。というかやっぱり人前に立つのは緊張する。笑

 

③健康診断の準備・実施・事後処理

この健康診断が本当に毎年大変です😱健康診断って6月31日までにしないといけない決まりになっています。どんな健康診断があるかというと、

 

・身体計測(学校で身長、体重、聴力、視力測るやつ)

・内科検診(お医者さんが来て胸の音を聞くやつ)

・歯科検診(歯医者さんが来てむし歯がないか見るやつ)

・心電図検査(心臓の状態を見る検査)

・尿検査(尿を提出するやつです)

・耳鼻科、眼科検査(これは自治体によって、やっているところも)

 

この健康診断を行う前に、保護者の人が記入してきた書類(問診票みたいなもの)を全校生徒分チェックして、把握してからの実施になります。どんなに多い学校でも全校生徒分の保健関係の書類を養護教諭はチェックしてます。

「あ、ここ書き忘れある。」「あ、印鑑もれがある」「そもそも提出してくれない・・・」などなど書類に不備があるのは普通です。笑 それをまたお家に戻して、提出してくれたらチェックして・・・。などなど、本当に書類のチェックで1日が終わります😨

日中は生徒も保健室に来室するわけで、なかなか書類のチェックなど事務仕事はすすみません。生徒が帰った後に事務処理をしますが、「オワリガミエナイ❤️」

切実にペーパーレスにして、デジタル化してほしい・・・。ま、そんなこと教育委員会が決めることなので、学校でワーワー言っても改善されない。それが学校現場です😨

 

そして健康診断には、校外の内科の先生や歯科医の先生がいらっしゃるので、気を使います。めちゃめちゃ。気を使います。笑

 

健康診断が無事終わったかと思えば、全ての結果をチェックして、保護者へ通知を作成&配布〜。そして教育委員会にも報告〜。

 

はぁ・・・。書いただけで疲れた。笑 これを養護教諭は一人でやってます。700人の学校でも一人ですよ。小学校では851人からやっと2人。中学校では801人で2人。

 

4〜6月は目の回るような忙しさで、土日は何も予定を入れません。笑 遊びに行く元気がありません。なんなら土日も「あの書類まだチェックできてない」「あ〜あの仕事してない」など気が休まらないのが現実っす。

 

本当はまだまだ仕事があるんですが、詳しく書くのは疲れたのでザッと紹介。笑

 

感染症の予防(インフル流行ってるから注意してー!と校内で呼びかけたり、感染症が流行ってきたら学級閉鎖について校長先生とかと相談したりする)

・健康観察の実施(朝の健康観察を全クラス集計する。ん?あの子欠席続くな〜と思ったら担任と相談したり。風邪症状の子が多いな〜。注意しなきゃな〜とか)

・保健だよりの発行(この日健康診断ですよー!のお知らせとか、インフル流行ってまっせー!の注意喚起の内容とか)

・保健委員会(生徒が月に1回ほど集まって保健関係のお仕事をみんなでする仕事。例えば換気チェックしよう!とかハンカチチェックしよう!とか生徒の自主性に合わせてやってるよ〜)

・学校保健委員会の運営(保健関係のテーマで講演会したり、話し合ったり形式はいろいろ)

・就学時健康診断(小学校の場合、年長さんが小学校にきて入学前の健康診断するやつ。これ本当大変やで。。。)

・教員の健康診断・ドックの取りまとめ(これは養護教諭がするべき仕事でもないんだけど今の勤務校ではさせられている)

掲示物作成(月に1回のペースで掲示物を張り替え。季節にあった物を掲示

 

あかん・・・。書けば書くほど終わりが見えない。笑 まだあるけど、もう書きすぎて疲れたのでこれで終わりにします。

 

「暇そう」と言われがちな養護教諭。みんな一人で闘っているんですよ。暇そうにしているのは生徒が話しかけやすい雰囲気を醸し出すためなんですよ。

 

では急ですが終わります。(目が疲れてやばい👀)